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座右の寓話「半分の煎餅」

お腹をすかせたある男が、お菓子屋さんで7枚の煎餅を買った。
さっそく男は家に戻って、煎餅を食べ始めた。

一枚食べ終わったが、お腹は膨れない。

二枚目を食べるが、まだお腹は膨れない。

三枚目、四枚目、五枚目、六枚目と男は次々と煎餅を食べた。
それでも、空腹が収まらない。

残った煎餅は一枚だ。
あと一枚しかないので、残った煎餅を二つに割って食べることにした。
すると、今度はお腹が一杯になった。

その男は残った半分の煎餅を手に持ちながら、悔しそうに言った。
「俺はなんて馬鹿なんだ。半分の煎餅でお腹が一杯になるんだったら、
前の六枚は食べなくてもよかった」


【わずかな変化をばかにしてはいけない】

馬鹿みたいな話である。
六枚の煎餅を食べたことを忘れ、半分の煎餅だけで腹が膨れたと
勘違いした男は「日々の積み重ねが大きな成果を生む」ことを判っていない。

「(1.01)と(0.99)の法則」
1.01は1よりわずかに大きい。
0.99は1よりわずかに小さい。
両者の差はたった0.02.
しかしながら、このわずかな差が積み重なると、大きな違いが生まれて来る。

実際にこの二つを365回掛けるとどうなるか。
1.01の365乗は37.78
0.99の365乗は0.026になる。

こんなにも大きな差が生まれる事に誰もが驚くだろう。
言うまでも無く365という数字は一年間を意味する。
日々1%だけ余分に努力を続けた人と、
日々1%だけ手を抜いた人とでは、一年間でここまで差がつく。
人生は小さな選択の積み重ねである。
その選択が、一年後のあなたの人生を決める。

あなたは、
1.01を選ぶ?

それとも0.99を選ぶ?


【努力の大切さを忘れない】

騏驥も一躍に十歩すること能わず。(荀子)
どんなに能力の高い馬でも、一回に十数メートルもジャンプはできない。

人、一たびして之を能くせば、己、之を百たびする。(中庸)
他人が、ある事を一回でできていたら、自分はそれを百回やってみる。

どんな仕事でも、大事な瞬間、大きなチャンスは訪れる。
その時の為に日々の努力を惜しまない。

とは、いっても自分は弱い。
いつも、弱い自分との戦い!!!

玉も琢かざれば器を成さず・・・

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